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今日は、物件の状況によって引越費用がどう変わるのかについて!
引越し費用を決める要因には、荷物の量や距離などさまざまなものがあります。
実は物件の状況も特に大きな影響を与える要素の一つです。
物件の状況というのは、エレベーターの有無や階数、建物の構造などのこと。
なぜこういった要素によって費用が変動するのかを詳しく解説し、コストを抑えるための工夫も併せて紹介するよ!
目次
1. エレベーターの有無が引越し費用に与える影響
引越し作業では大きな家具や家電などの荷物の持ち運び作業が伴いますが、この際エレベーターがあるかないかは作業効率に直結してきます。
エレベーターがない物件では、次のような追加作業が生じます。
・階段での運搬
大型家具や重い家電を階段で運ぶ必要があり、エレベーターがある物件での作業よりも当然時間と労力がかかります。
運び込む際の作業員の負担が増えるため、人件費が上乗せされる場合があります。
・運搬ルートの制限
特にコンパクトなアパートなどでは階段が狭かったり、曲がり角が多い構造の物件もありますよね。
その場合荷物を解体したり、慎重に運ぶ必要が生じ、作業時間が長引くことがあります。
上記のような理由から、エレベーターがない場合は追加料金が発生することが一般的。
特にその傾向が顕著になるのは3階以上の物件です!
◆具体的な費用差
・エレベーターの予約や制限がある場合
エレベーターの使用時間制限があると作業効率が低下してしまうので、1~2万円程度の追加料金がかかることがあります。
・エレベーターがない場合
階数が高いほど作業の負担は大きくなるので、目安として以下の費用が増加します。
ポイント
- 階数が高くなるほど作業員の負担が大きくなる → 人件費が増加する
- 特に大型の重い荷物(冷蔵庫、洗濯機、ソファなど)が多い場合は、追加料金がさらに高くなる場合もあるので事前に確認を。
2. 階数による費用の違い
階数が高いほど、引越し費用が増加する傾向があります。
例えば、5階建ての建物でエレベーターがない場合、作業員が荷物を抱えて何往復も階段を昇り降りしなければなりませんよね。
その分、以下のような費用が追加になることがあります。
・作業時間の増加
上層階ほど運搬に時間がかかり、作業員の拘束時間が長くなるため費用が高くなる場合があります。
・追加作業員の派遣
階数が多い場合、効率を上げるために作業員を増やすことがあるので、その分人件費が上乗せになるケースがあります。
一方で、エレベーター付きであっても高層マンションの場合は、エレベーターのサイズや利用可能時間によっては運搬に制限がかかることがあるため、事前に確認しておきましょう。
◆具体例:階数の違いによる総費用の差
ケース1:1K(単身引越し)
- エレベーターあり・3階: 30,000~40,000円
- エレベーターなし・3階: 35,000~50,000円(+5,000~10,000円)
ケース2:2LDK(家族引越し)
- エレベーターあり・5階: 80,000~120,000円
- エレベーターなし・5階: 95,000~150,000円(+15,000~30,000円)
3. 建物構造が引越し作業に及ぼす影響
建物の構造や周辺環境も費用に影響を与えることがあります。
例えば以下のような条件が、費用を押し上げる要因になることもあるので要チェック。
・廊下や玄関の狭さ
狭い廊下や玄関では、大きな家具や家電を運び出すのに手間がかかり、作業時間が増える可能性あり。
・物件の入り口からトラックまでの距離
エントランスや駐車場が部屋から遠い場合、荷物を手で運ぶ距離が長くなるので、その分時間がかかってしまいます。
・引越トラックが近づけない場所
都心部や狭い路地ではトラックを建物の近くに停められないことがあり、一定の距離を台車で運搬する必要が出てくる場合があります。
4.高級住宅での引越し
タワーマンションなど高級住宅の引越しについても、特別な作業や設備が必要になる場合が多いため、通常の引越しに比べると費用が高くなることが一般的です。
追加される費用としては、例えば以下のような項目があります。
・建物内の養生作業や高価な荷物の梱包費用
・エレベーター使用制限に伴う作業時間延長の費用
・搬入作業の追加人件費
そのほか、セキュリティの厳しさや高層階ならではの制約があるため、事前の準備や業者との連携が重要なポイントになってきます。
高級住宅での引越しをする際の特徴と注意点も併せて解説していきます!
◆高級住宅の引越しにおける特徴
① セキュリティが厳しい
高級住宅では、住民のプライバシー保護や防犯対策のため、厳しいセキュリティが設けられている場合が多いです。
そういったセキュリティによる制約には、例えば以下のようなものがあげられます。
・エレベーターの使用制限
高級住宅には荷物搬入専用のエレベーターがある場合もあるので、そちらを利用する必要がある場合があります。
住民用エレベーターを使えない場合、事前に予約が必要なことも。
・入館手続き
引越し業者や作業員が敷地内に入る際は、事前に住民のほうから許可を取っておく必要があることも。
IDチェックや来訪者リストの提出を求められることもあるので注意。
② 作業スペースの制限
タワーマンションのような大型物件では、作業に使えるスペースが限られる場合もあります。
例えば、エントランスや共用廊下で荷物を一時的に置くことが禁止されているなど、共用スペースのルールがある場合も。
そのため、そのルールに従ったうえで運搬作業がスムーズに進むような工夫が必要です。
③ 高層階ならではの課題
タワーマンションの高層階では、エレベーターの利用時間が長くなり、通常の低層物件よりも作業時間がかかることがあります。
また、大型の家具や家電を搬入する場合は、エレベーターのサイズ制限にも注意が必要。
場合によっては家具の分解や特別な運搬技術が必要になることも。
◆高級住宅での引越し時の注意点
① 管理会社との事前連絡を忘れない!
引越しの際には、事前に管理会社やコンシェルジュに連絡を入れて、必要な手続きやルールを必ず確認しておきましょう!
確認するポイントは以下のような項目。
・荷物搬入の時間帯制限
・使用可能なエレベーターやルート
・共用スペースの利用ルール
・搬入車両の駐車スペースの確保
② 高価な家具や荷物の取り扱いにも注意
高級住宅では、高価な家具やインテリアが多く運搬されることが予想されます。
安心して引越しができるよう、引越し業者には以下のような点を依頼しておきましょう。
・家具の梱包に丁寧な作業を求める
・壁や床を傷つけない養生作業
・美術品や貴重品の特別梱包サービスの利用
③ 業者選びは特に慎重に
高級住宅の引越しに慣れた業者を選ぶことも重要なポイントに。
こうした業者は、高層マンション特有のルールや制約に精通しているので、スムーズな作業を進められるノウハウを持っていて安心できます。
また、貴重品や高価な荷物を運ぶ必要のある引越しでは、損害保険が適用される業者を選ぶとより安心でしょう。
5. 引越し費用を抑えるための対策
物件の構造や周辺環境は変えられませんが、こういった物件条件による費用の増加を最小限に抑えるためには、以下のような工夫ができます◎
・事前に物件の状況を業者に伝える
引越し業者に物件の状況を正確に伝えておきましょう。
そうすることで適切な見積もりを出してもらうことができ、後々費用を追加される可能性が低くなります。
上記で説明したような、エレベーターの有無や階数、廊下や玄関の幅などを見積もり時から細かく報告しておくのがポイント!
・荷物を減らす
運ぶ荷物の量を減らすことで、作業の負担が軽減に繋がり、費用を抑えられる可能性があります。
車があれば自分で運べる荷物は仕分けしておくのも良いですね。
また不要な家具や家電は、引越を機に処分したり売ったりするのも効果的なので検討を!
・引越しの時間帯を工夫する
エレベーターの利用可能時間が限られている場合、管理会社に確認を取ったうえで引越し業者とも相談し、効率よく作業を終わらせるように利用が集中しない時間帯を選ぶと良いです。
また、引越日は平日や閑散期を選ぶことで料金が割安になることもありますよ!
・複数の業者に見積もりを依頼する
引越し費用は業者ごとに異なるため、複数社から見積もりを取ることで適正価格を把握できます。
1社だけに見積もり依頼をして決めてしまうのはもったいないですよ!
また、エレベーターなしの物件に慣れている業者を選ぶと、効率的に作業を進めてもらえる場合があります。
ホームページや口コミの内容もチェックしてみましょう。
6. まとめ
エレベーターの有無や階数、建物の構造、周辺の環境など、引越作業を行う物件の条件は引越し費用に大きな影響を与えます。
特に作業員の難易度が上がり負担も増える、エレベーターなしの物件や高層階での作業依頼は、費用が増加しやすくなります。
とはいえ、事前準備をしっかり行ったりや業者選びを慎重に進めたりするなどの工夫次第で、コストを抑えることは十分可能!
円滑に引越しを進めるためには、事前に物件の詳細を業者に共有し、適切なプランを立てるようにしましょう。
条件に合った引越し業者やプランを選び、負担を最小限に抑えながら気持ちよく新生活のスタートを切りましょう!!